教育関係のチャリティーイベント

世界中の数多くの学校が、ここ何年にもわたり、予算の大幅削減を余儀なくされ、それが次世代の生徒に大きな影響を与えてしまっています。ある意味、生徒の創造性が損われる原因にもなっているといえます。

公立学校で資金を増やすことができれば、幼児教育の質の向上、クラスの規模の縮小、そして優秀な教師の維持や雇用が可能になります。こうした要因が、生徒の学業に大きな影響を与えることは、これまでにも証明されています。

ほとんどの学校が国や州の援助に依存していることを考えると、予算削減が続くにつれ、学校は予算と出費の差を埋めるため、自ら資金を集めざるを得なくなります。PTAや教師によるチャリティーイベントが増えているのも、そんなわけなのです。

教育関係のチャリティーイベントを開催したいという方のために、以下にいくつかのアイデアをご用意しました。

ウォーカソン(チャリティーを目的とした長距離行進)

チャリティー活動に関する限り、ピア・ツー・ピアの募金活動は大きな助けになります。学校を1つのコミュニティと考えると、貴団体の活動支援に興味を持ってくれそうな団体や個人にアクセスできます。例えば、NPOや地元企業、そして保護者や卒業生などです。

ウォーカソンを開催するには、貴団体のチームメンバーは、スポンサーの寄付と引き換えに、一定の期間中に1日1万歩を歩かなければなりません。これを達成するために、学生に資金集めのサイトの作成を手伝ってもらったり、学生やチームに達成すべき目標を与えたりするのもいいと思います。

ウォーカソンの準備を始める前に、まず何を達成したいのかを全員が認識できるようにしましょう。例えば、新しいコンピューターの購入資金が必要だ、というように、具体的な目標を確認するのです。

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チャリティーイベントの規模にかかわらず、どんなに少額の寄附でも大切である、ということを心に留めておいてください。例えば、図書館や遊び場、教室を改装する必要があるのだとしたら、あなたができる最善のことは、資金集めのイベントを実施することです。

こういったことは設備投資ですから、運営資金とは別に運用されることになります。クラウドファンディングによる資金集めを成功させるためには、支援者や資金提供者の寄付のお返しとして、スポンサーシップの機会を提供する必要があります。例えば、資金提供者に対して、期間限定のスポンサー権利を与えてあげましょう。校内の運動場に、資金提供者の名前を表示してあげるのです。

オークション

オークションは、うまく実行すれば、学校に多くの資金をもたらす可能性があります。オークションは収益性が高く、汎用性が高く、面白い上に、時間や労力もそれほど必要としません。より良い結果を得たいのであれば、アイテムではなく、「体験」をオークションにかけるべきです。ターゲットとするオーディエンスはどんなことを喜ぶのか、少し時間をかけて考えてみてください。

アイデアをいくつかご紹介しますと、航空券、スパのパッケージ、ジムの会員権、テーマパークの入場券、レストランのバウチャー、といったものが考えられます。オークションを設定する前に、どのようなアイテムが最適なのかを決定する必要があります。そしてその次に、そうした「体験」を寄付してくれそうな企業や団体、個人に連絡を取ります。

その際には、オークションを開催する理由と目的を明記しましょう。また、最小寄付額を設定するといいと思います。最初から合理的な金額を設定しておいた方がいいからです。多くの参加者が見込まれる場合は、オークションソフトウェアを使用して登録プロセスを簡易化するといいと思います。これにより、すべてをスムーズに進ませることができます。